独学を成功させるための心構え

心理学検定の勉強は、スクールや通信講座を受講する方法と独学にわかれます。
本記事では、独学を成功させるための心構えや、私が独学を選んだ理由を説明いたします。

独学を選んだ理由

私はカレンダー通りの休みの会社員をしています。

平日は朝早めの時間から夕方まで仕事をして、帰宅したらやることをやって寝るという生活リズムです。
とはいえ、休みの日でも仕事をすることがありますし、仕事のことを考えることは多々あります。
私が何者かは「ブログ管理人のプロフィール」でより詳しくわかると思います。

前回「あなたに向いている心理学検定の勉強法は?勉強法ごとのメリットとデメリットなどをわかりやすく解説」の記事でも解説しましたが、独学はコストが掛かりませんし、自分でスケジュールを組み勉強できるので、私の生活リズムにはスクールに行くよりも独学の方が合っていました。
最初はわからない事が多いという心配もありましたが、独学にしようと決めました。

独学の懸念点

独学で進めていこうと決めたのですが、開始段階からいくつかの懸念点がありました。

最適な学習教材の選定
モチベーションの維持
学習スケジュールの管理

最適な学習教材の選定:
書店のみでなく、インターネットやSNSからも情報は収集できる時代なので、まずは情報を集めることから始めました。
自分にとってわかりやすいという基準を持って選ぶと良いです。

こちらの記事で、私が購入したおすすめの参考書を紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。
【必見】心理学検定の勉強で抑えるべき参考書(テキスト)4選

モチベーションの維持:
もともと仕事でもプライベートでも、心理学の勉強で得た知識を活かすことができると思い心理学検定の勉強を始めました。
そのためモチベーションが下がってきた時は、初心に立ち返るために動機を思い出すようにしています。

学習スケジュールの管理:
私の場合、スケジュール管理や勉強時間の確保が一番の懸念点です。
おそらく独学で進めようと考えている多くの人が気にしている問題だと思います。
生活リズムは、年齢や環境によっても異なりますが、仕事に多くの時間を費やしている人にとっては大きな障壁となります。

独学の懸念点

独学の心構え

ここから先は、想いが強く行動に移せる人は読まなくて良い内容となっています。

時間があり想いも強い人は、独学に向いています。
時間はないが想いが強い人は、独学に向いているかもしれません。

時間はあるが想いが弱い人は、独学に向いていないかもしれません。
時間がなく想いも弱い人は…。

私の好きな言葉のひとつに「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」という言葉があります。
心から行動、行動から習慣。これは勉強に限らず全てのことに当てはまります。

人は毎日しなくてはならないこと、好きなことや強い想いのあるものを習慣化するのは簡単です。
しかし好きでないことや、想いが弱いものを習慣化するのはとても大変です。
習慣づけるための第一歩が心とはわかっていても、なかなか行動まで移せないというのは往々にして起こります。

「明日から心を変えるぞ!想いを強くするぞ!」と強く自分に言い聞かせて翌日行動に移せたとしても、数日経つといつの間にか行動できなくなっていて、時間とともにその想いも忘れてしまいます。

好きでないことや、想いが弱いものを習慣にすることはできるのか。
それは信じて努力すれば、必ず出来ると思います。

いつも強く自分に言い聞かせるという根性論的なやり方ではなく、
論理的なやり方を取り入れてみると上手くいくかもしれません。

独学成功への道1

まずは自分と向き合うことから始めると良いと思います。

例えば私の場合、
なぜ心理学の勉強をしているのか?
>仕事とプライベートで心理学の勉強で得た知識を活かすため。
なぜ仕事とプライベートで心理学の知識を活かしたいのか?
>仕事では成長する糧とし、プライベートでは家族や子供たちと良好な関係を続けるため。
なぜ仕事では成長する糧とし、プライベートでは家族や子供たちと良好な関係を続けたいのか?
>仕事では自身のキャリアアップとなり、プライベートではいつまでも幸せでいるため。

という感じで、
改めて動機を思い出し理由を考えてみると、より解像度が上がり明確にすることができます。
自身の心と向き合い、理由を明確にすることができたなら、これまでよりも行動に移しやすくなると思います。

独学成功への道2

行動に移す段階で大切なのは、すぐに高いゴールを目指さないということです。

私自身もよくあるのですが、ついつい高いゴールを目指してしまいます。
これまで行動に移せなかった人が、すぐに高いゴールを目指したとして継続できるでしょうか?

最初はゆっくりで良いのです。
継続して習慣化させるためにも、焦るはやる気持ちを抑えます。
低いゴールを設定して習慣付けることができたら、次は少しゴールを上げていきましょう。

スモールステップ

この方法は「スモールステップ」といい、アメリカの心理学者バラス・スキナー氏が提唱した方法です。
目標を細分化して一つずつのステップを確実に達成することで、最終的な目標へと近付けることができます。
これは脳の神経伝達物質「ドーパミン」の分泌とも深く関係していて、医療機関や教育機関でも研究されていて非常に効果的です。

独学成功への他の道

かの有名なフランスの革命家であり元皇帝ナポレオン・ボナパルトの言葉に「人間を動かす2つのテコは、恐怖と利益である」という言葉があります。

ここまで説明した、まずは自分と向き合いスモールステップで始めるという正攻法とは異なりますが、ナポレオンの言葉のように「恐怖」や「利益」を利用した方法もあります。

小学生や中学生の頃にこんな経験ありませんか?
宿題をするのを忘れて親や先生に怒られたくないので宿題をしたり、テストで良い点数を取って何か買って貰うために勉強をしたり。
とても簡単にいうと、誰もが一度や二度は覚えのあるこれが「恐怖」や「利益」で動くということです。
自分自身に「恐怖」というのを与えることは難しいと思いますが、「利益」であれば自分へのご褒美で何か買ったり、どこかに行ったりすることはできます。
自分の目の前に何か餌を吊るして、頑張ってみるのもありかもしれません。

まとめ

「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」

「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」

独学を成功させるのは、想いが強かったり行動に移せる人にとっては難しいことではないかもしれません。
しかしそうでない人にとってはとても難しく大変なことです。
なかなか独学が上手くいかない人は、本記事で説明した根性論的なやり方ではなく、論理的なやり方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
本記事の内容が、最後まで読んでいただいた皆さんの、心理学検定試験の勉強のお役に立てれば幸いです。