放課後等デイサービスの見学と体験入所(第8回)
前回の記事で、見学や体験入所のできる、放課後等デイサービス(事業所)が見つかったことについて書きました。
事業所の場所が少し遠いという課題もありますが、本当にタイミングが良かったです。
そして、ついに見学と体験入所の日を迎えました。
未知の場所への期待と不安

初めて行く場所なので、私は期待と不安の気持ちが入り混じっていました。
子どもに合う場所なのか、他にどんな子たちがいるのが、そもそも嫌がらないか。
ようやく見つけた唯一の事業所なので、良い場所であることを切望していました。
しかし子どもにしてみたら、事前にざっくりと説明はしておきましたが、これから親にどこへ連れて行かれるのか…
とても不安な気持ちしかないのに、本当によく頑張ってくれたと思います。
そして放課後等デイサービスへ
見学は平日のため、私も仕事を休み3人で行きました。
事業所は雑居ビルのワンフロア―を借りており、アットホームな雰囲気があります。
到着して椅子に座って待っていると、楽しそうに教室から出てくる子どもたちを横目に、私たちはソワソワして落ち着きません。
見学や体験入所は、通常おこなわれている決められた時間に、他の生徒さんもいる環境に入れてもらいます。
子どもが他の生徒さんと一緒にレッスンを受けている間、保護者は事業所やカリキュラムについての説明を受けたり、こちらの状況や子どもの話をします。
すでに教室へ入っているわが子はレッスンが始まるまでの待ち時間、チラチラと私たちの方を覗きにきたりして、いつもと違う様子でした。
普段あまり人見知りなどしない子なので、とても緊張しているのが伝わってきて心配になります。
しかしレッスンが始まると、しっかり発言もしている様子で、少しずつ場に慣れてきている感じがしました。
子どもが発言している声を聞けて、私も少しホッとしました。
その間、ご担当の方には、とても親身になって話をきいていただき、ひとつひとつ丁寧に説明していただきました。
話を聞いてみて、本人が納得してくれたのなら、すぐにでも申し込みをしたいと思いました。
その言葉を聞いてひと安心
50分のレッスンを終えて、他の子どもたちと一緒にわが子も教室から出てきました。
レッスン前の緊張している様子と比べて、とてもリラックスしている感じなので安心しました。
早速「どうだった?」と子どもに聞くと、「楽しかった、入りたい」と。
定期的にイベントがあったり何かを作ったりと、楽しいことが大好きな本人に合っている感じがしました。
ようやく見つけた、空のあった唯一の事業所ということもありますが、
本人が気に入ってくれたのが、何よりも本当に良かったです。
それにしても、一度持ち帰って少し考えてから決めると思っていたので、その場で即決したのには少し驚きました。
ただ数年前にピアノの体験レッスンに行った時も、体験レッスンが終わったその場で即決したので、その時のことを思い出しました。
「善は急げ」なので、私はその場ですぐに入会する方向で話を進めることにしました。
そこで必要になってくるのが、「通所受給者証」です。
こちらについてはすでに手配済だったので、到着を待つのみとなっています。
到着次第、正式に入所手続きをするということにして、その日は帰りました。
課題:事業所にどう通うか?
最後に課題がひとつ残ります。
事業所によっては、送迎付きのところもありますが、この事業所は家から遠く送迎もないので、どう通うかということです。
毎回親が送迎するというのは、現実的に厳しいので他の手段を考えなくてはいけません。
幸いこの事業所は、電車もバスも複数路線ある大きな駅から、歩いて数分で行ける立地です。
そして自宅の最寄りのバス停から1本で行く事もできます。
1人でバスに乗り通ってもらうことに不安はありますが、行き帰りに連絡を入れてもらう、GPSを持たせるなどの防犯対策を十分にしたうえで、ひとつの経験として新しいことを頑張ってもらうことにしました。
まとめ
期待と不安の初めての放課後等デイサービスは、私にとっても子どもにとっても良い一日となりました。
今回、私たちは土日祝は家族で過ごす時間に使いたいので、当初から平日のレッスンを希望していました。
しかし事業所によっては、平日以外でも見学や体験入所をできるところがあると思うので探してみて下さい。
本記事の内容が、最後まで読んでいただいた皆さんの、身近な大切な人のお役に立てれば幸いです。