緊張の診断テスト結果発表(第5回)

本ブログにはPRが含まれています。

診断テストを受けてから2週間後、診断テストの結果を聞く日となりました。

結果を聞くだけではありますが、この日も仕事を休み3人で病院へ行くことにしました。
今日の結果発表が、ひとつの節目となります。

病院に行く途中の出来事

緊張の診断テスト結果発表

この日は初めて午後からの予約です。

13時半からの予約だったので、お昼ご飯を食べてから病院に向かいました。
最初パンケーキとオムライスが評判のお店に行こうとしましたが、その日は残念ながら臨時休業日でした。
パンケーキの食べられる、雰囲気が良い他のお店に移動したのですが、ちょうどお昼時だったため大混雑していました。

病院に遅れるわけにはいかないので、結局病院に行く途中の〇〇珈琲店でお昼を済ませました。
うちの子は、その日パンケーキ脳になっていたので、パンケーキを食べることができて満足していました

診断テストの結果を聞く時に気を付けるべきこと

さてお腹八分目で病院に付き、窓口にて受付を済ませると初診の時と同じ小児精神科に移動します。

順番になるまで診察室の前でしばらく待つのですが、これまでで一番緊張しました。
前々からグレーゾーンを疑ってはいましたが、いざ結果を聞くとなると…

ついに私たちの順番が来ました。
ドアを開けると、初診の時と同じ先生が椅子に座っており、私たちは先生と向かい合う形で椅子に座ります。
先生の机に置いてあるモニターには折れ線グラフや表が表示されており、指示に従い見える位置まで近づきます。
この折れ線グラフや表に診断テストの結果が示されており、ここからモニターを見ながら説明が始まります。

ここで気を付けるべき点がひとつあります。

テスト結果は用紙では貰えません。

私は勝手にテスト結果は用紙で貰えると思っていたので、説明が始まるとすぐに用紙でいただけるか確認しました。
するとテスト結果は、暗記して再テストをする人がいたり、不正利用を防ぐためにも、用紙での提供はなく結果発表はその場のみとのことでした。
私はメモしなかったのでわかりませんが、メモ程度は良いのかもしれないので聞く価値はあると思います。

その場で聞いて覚えなくてはいけないので、自然と集中して聞く姿勢になりました。

診断テストの結果

グレーゾーンと呼ばれる状態でした。

診断テストにはいくつかの評価項目があり、その点数がグラフ化されます。
各項目の内容や、平均値を100とした各項目の数値と比較しながら説明を受けます。

このグラフにあまりブレがない子もいれば、でこぼこの子もいます。
どちらが良い悪いということではなく、人の個性なんだと思います。
うちの子のグラフは、得点の高いところも低いところもある、でこぼこタイプでした。
ただしこの結果は現時点のものであり、将来的に変わることもあると先生はおっしゃってました。

でこぼこタイプは、得意な分野もあれば、苦手な分野もあるということです。
大人も子供も誰でも得意不得意な分野はありますよね。
診断テストの結果を聞いて、私と妻はあまりショックを受けることはありませんでした。
むしろ得意な分野と苦手な分野を知ることが出来て良かったです。
得意なところをもっと伸ばし、苦手なところを克服するため、的確な行動に移すことができるからです。

今回私たちは3人で結果を聞いたのですが、
もし可能であれば子どもは同席させないことをおすすめします。

親としてはわが子のことが心配で、その場で気になることを明確にさせたいので、先生に色々と質問します。
しかし子どもにしてみると、その質問内容や先生からの回答が、不安や心配な気持ちにさせることが多々あったかもしれないと反省しております。

後から必要なところだけオブラートに包んで優しく本人に伝えるか、もしくは本人には何も伝えないでおくか。
ご家庭により状況も違いますし、正解はわからないところですが、ぜひ子どもの気持ちを考えてみてください

グレーゾーンの人に役立つ情報

私は診断テストの結果がひとつの節目であり、分岐点だと思っていました。

今回初診の受け付けができる小児精神科を探しながら、並行して他の方法も模索しておりました。
小児精神科の受診ができない場合、他の候補として考えていたのが、「習い事」と「放課後等デイサービス」です。
どちらについても他の記事で詳しく説明したいと思いますが、あまり馴染みのない「放課後等デイサービス」については、このタイミングで少し触れておきます。

厚生労働省は、放課後デイサービスを以下のように説明しています。
”放課後等デイサービスは、支援を必要とする障害のある子どもに対して、学校や家庭とは異なる時間、空間、人、体験等を通じて、個々の子どもの状況に応じた発達支援を行うことにより、子どもの最善の利益の保障と健全な育成を図るものである。”
引用元:厚生労働省 放課後等デイサービスガイドライン

この放課後等デイサービスの利用に掛かる費用を、全額負担しないで済む制度があります。
市区町村が発行する「通所受給者証」があると9割が自治体の負担となり、自己負担が1割で済みます。
ただし、グレーゾーンの子どもが通所受給者証を取得するためには、障害児通所支援の利用の必要性を求める意見書が必要となります。
そこで先生に、発達障害の診断が付いていなくても、意見書に障害児通所支援の利用の必要性を求める記載をしていただくのです。

この意見書は自治体により書式が異なると思うので、各自治体の担当窓口に相談して貰ってください。
私が事前に相談した際は、担当の方にとても丁寧に説明していただき、意見書を含めた書類一式を郵送していただけました。
初診の日から手元にあり、病院に提出するタイミングがわからなかったので、通院時は毎回忘れずに持参していました。

ひと通りの説明や質疑応答が終わってから、先生に放課後等デイサービスの利用を検討している旨をお伝えし、持参した意見書への記載をお願いしました。
承諾していただき、意見書は後日郵送していただけるとのことでした。

まとめ

小児精神科への通院は3回、ひとまずここで終わりとなります。

ご家庭の状況や症状によっても異なりますが、子どもと一緒にこれからどの道を選んで進むかは親次第なので、子どもの幸せのために最善の選択を。
3回に分けて病院での出来事や流れを説明してきたので、次回からは役立つ情報をわかりやすくまとめたいと思います。

本記事の内容が、最後まで読んでいただいた皆さんの、身近な大切な人のお役に立てれば幸いです。